1985年、レントゲン博士によるX線の発見以来、人体内部の写真を撮って医療に役立てようという研究と実践がたゆまぬ努力によって続けられてまいりました。それが20世紀後半のコンピュータ技術と相まって人体の断面図を撮るという画期的なX線CTの誕生をもたらしました。
さらに、X線だけではなく超音波や磁気を利用した診断装置も登場するにいたって今日ではこれらを広く医療画像と呼ぶようになりました。これらの画像を用いて行う行基の診断は現代の医療に置いて必要不可欠な技術のひとつになっています。
放射線科とは、これらの画像機器を集中的に管理し、各科医師と堅密な連携を保ち、患者様にできるだけ侵襲を加えず迅速で正確な診断を得る事によって最良の治療へと結びつける役割を担っています。
画像診断を支援する部門として、画像情報の提供や画像データ保存、通信に携わっています。業務は各種X線撮影、透視撮影、CT検査、骨密度測定、病室でのポータブル撮影など地域医療に大きく貢献したいと願っております。
一般撮影 当院では従来のフィルム撮影では無く、CRにて撮影しております。CR(Computed Radiography)の略でフィルムの代わりにIP(イメージング・プレート)というプレートにX線をあて、処理装置でこのプレートに記録されたX線情報を読み取り、コンピュータで処理します。
CT(Computed tomography) 一般撮影と違い、CT検査は多方向からの情報をまとめて画像を構築する事により、体内の様子を評価する事ができます。また、得られたデータをもとに3次元画像を作成する事も可能です。
撮影時間の短縮、被曝線量の低減、造影剤使用料の低減により、患者様により優しい検査が実現しました。現在、16列(シーメンス)で検査にあたっております。
設備 透視室 透視下CF、ERCPなどの内視鏡を使った検査・治療、入院患者様等へのペグ造設、ポート造設など検査・治療・処置をしています。ポータブルX線撮影車 病室や手術室などでの撮影に用います。
患者様、各科医師に対して迅速に対応する。
各種検査に対し、正確な医療画像を提供する。
患者様にとって最良かつ優しい検査を提供する。